CAST & STAFF
CAST
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松岡 龍平Ryohei Matsuokaユク役
1980年三重県出身。2003年、映画『ラストサムライ』(監督:エドワード・ズウィック)の日本人兵士役としてニュージーランドロケに参加したことをきっかけに上京し、 俳優活動を始める。NHK朝ドラ「芋たこなんきん」、TVCM「ホンダ バモス」「エステー ムシューダ」などに出演。現在は、建築写真のカメラマンとして忙しい毎日を送りながらも、金子作品の常連となっている。
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東 加奈子Kanako Higashiナギ役
1982年福岡県出身。20歳でモデルデビュー後、タマホーム、日立クリーナーなど40本以上の TVCMに出演。2009年から女優としても活動を始め、映画『海燕ホテル・ブルー』(監督:若松孝二)、 『モテキ』(監督:大根仁)、『バンクーバーの朝日』(監督:石井裕也)などの注目作に次々出演。 15年は、TVCM「グリコ プリッツ」、CX「オトナ女子」、サカナクションの新曲「新宝島」カラオケ映像(監督:大根仁)、 舞台「仲直りするために果物を」(城山羊の会) などに出演。16年4月よりTV東京「しまじろうのわお!」で子供向け番組の初レギュラーを務めるなど、活動の幅を広げている。
http://higashikanako.com -
福地 祐介Yusuke Fukuchi羊市/村の男役
1984年栃木県出身。2005年頃から映画、雑誌等で俳優・モデルの仕事を始め、11年より「CATWALK」(台湾/上海/香港/シンガポール)に提携所属し、アジアを活動の拠点とする。13年にはリン・チーリン、池内博之主演の日中合作映画『スイートハート・チョコレート』 (監督:篠原哲雄)の準主役に抜擢される。 英語・中国語をマスターし、近年はシンガポールの連続テレビドラマ等に多数出演。16年も映画、ドラマなど国内外での公開作品多数、今後の活躍が期待される国際的若手俳優。
http://www.m3andco.jp/talent/yusuke_fukuchi.html -
山田 キヌヲKinuo Yamadaイズミ/ユクの姉役
1981年宮崎県出身。高校演劇をきっかけに役者への道を歩む。早稲田大学第 1文学部 演劇映像コース在籍時より、役者としての活動を開始。2004年、廣木隆一監督『ガールフレンド』のオーディションで主役に抜擢されスクリーン デビュー。その後、映画・TV・舞台と精力的に活動。 主な出演映画に『猫分の4オムニバス「一円の神様」』主演(監督:浅沼直也)、『ストロボエッジ』(監督:廣木隆一)、『ピースオブケイク』(監督:田口トモロヲ)、『シェアリング』主演(監督:篠崎誠)、『貌斬り KAOKIRI~戯曲「スタニスラフスキー探偵団」より』主演(監督:細野辰興/16年12月公開予定)など。金子監督『すみれ人形』でもヒロインを演じている。
http://www.knockoutinc.net/artists/?id=1423247479-799026 -
長谷川 初範Hatsunori Hasegawa火浦/ベテランの罠猟師役
1955年北海道出身。横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)二期生。同校演劇科在籍時の 77年、今村昌平制作の舞台「ええじゃないか」で初舞台を踏む。 78年フジテレビ「飢餓海峡」でドラマ初出演を果たし、TBS「ウルトラマン 80」(80年)で初主演。91年にはフジテレビの大ヒットドラマ「101回目のプロポーズ」で主人公の恋敵役を演じ 一躍脚光を浴びる。 以降、テレビドラマの他、映画、舞台、テレビのバラエティ番組など多彩な活躍を続けている。
http://www.kdash.jp/kdash/profile/archives/2 -
増田 修一朗Shuichiro Masuda今守/ユクの同僚役
1980年東京都出身。奈良橋陽子主催の UPS Academy 卒業。2008年、結成間もない演劇ユニット東京深夜舞台に参加。11年からは個人活動を主軸に見据え、映画・ドラマ・PV 等を中心に活動。主な出演作に映画『ロクヨン』(監督:瀬々敬久)、『ドロップ』(監督:品川ヒロシ)、『図書館戦争』(監督:佐藤信介)、 NHK大河ドラマ「西郷どん」(有馬新七役) 。
http://www.kdash.jp/kdash/profile/archives/21 -
尾崎 愛Ai Ozakiアヤ/役場の女役
1985年東京都出身。2003年文学座附属演劇研究所入所、翌年からは舞台出演。11年公開の映画『サウダーヂ』(監督:富田克也)でヒロインを演じ注目され、 以後『アイネクライネ・ナハトムジーク』(監督:平波亘)、『あの娘、早くババアになればいいのに』(監督:頃安祐良)などに出演。 15年、短編『嘘 -LIES-』(監督:河瀬直美/主演:別所哲也)のヒロインに抜擢された。
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松蔭 浩之Hiroyuki Matsukage根元/害獣駆除業の社長役
1965年福岡県出身。87年大阪芸術大学写真学科卒業。現代美術家、写真家。メディアにとらわれない表現で注目を集めたアートユニット「コンプレッソプラスティコ」として90年ベネチア・ビエンナーレに当時世界最年少で選出される。 以後、個展での作品発表を軸に国内外の国際芸術祭に参加出展するかたわら、グラフィックデザイン、空間プロデュース、ライブパフォーマンス、雑誌連載、執筆、 俳優など、多岐に渡って活動をつづける。アーティストグループ「昭和40年会」(13年瀬戸内国際芸術祭参加)では会長をつとめる。「美學校」専任講師。
http://mizuma-art.co.jp/ -
細井 学Manabu Hosoii群田/役場の課長役
1959年東京都出身。1996年から2005年まで約10年に渡り、パーマ企画プロデュースという演劇ユニット(本公演15回)を主宰した後、映像に転向。『神奈川芸術大学映像学科研究室』(監督:坂下雄一郎)などのほか、岩井俊二監督の『花とアリス殺人事件』でロトスコープでブランコに乗るおじいちゃん、『リップヴァンウィンクルの花嫁』でホテル末広の支配人川本を演じている。繊細かつ迫力のある演技とコミカルな部分が持ち味。2018年はメインキャストで出演した『カメラを止めるな!』(監督:上田慎一郎)が空前の大ヒット。
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松永 麻里Mari Matsunaga侑子/ユクの母役
1961年熊本県出身。映画、ドラマ、CM、舞台、落語など自身の持ち味を生かし幅広く活動。最近のドラマ出演作としては、2016年4月期ドラマ「ナイトヒーローNAOTO」第4話に木下夏子役として出演。主なCM出演作としては、 当時バルセロナに所属していたロナウジーニョとスペイン バルセロナにてCM撮影。
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山口 智恵Chie Yamaguchiチトセ/ナギとアヤの祖母役
大阪芸術大学舞台芸術学科で舞台づくりの基礎を学び、1986年劇団・東京壱組に旗揚げから参加。1996年劇団・東京壱組解散まで、全作品に出演。解散後、フリーとして主にテレビドラマや舞台などで活躍。主な出演作にNHK朝ドラ「オードリー」、映画『のど自慢』(監督:井筒和幸)、CM「カルビー 焼もろこし」など。大判社所属。
STAFF
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金子雅和Masakazu Kaneko監督・脚本・撮影・編集
1978年東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部(スラヴ世界の歴史と文化専攻)卒。
大学在学中にイメージフォーラム付属映像研究所の助手をし、8mm/16mmフィルムで習作的な映像制作を始める。
のち、古書店で働きながら映画美学校に通い、瀬々敬久監督の指導を受ける。 同校フィクションコース高等科の修了制作に企画が選ばれ初長編作『すみれ人形』を監督、都内で6週間レイトショー公開される。
その後、企業VP/CM、ケーブルTV番組、ゲーム用映像などの撮影・演出の仕事に携わりながら、WEB配信用の企画や自主製作、及びに助成企画に選出されて6本の短編映画を監督。国内映画祭でグランプリを含む13の賞を受賞。 http://www.kinone.net/FILMOGRAPHY
『すみれ人形』(瀬々敬久監修 出演:山田キヌヲ、綾野剛ら/’08 63分/映画美学校第7期フィクション高等科修了スカラシップ) 『鏡の娘』(’08 18分) 『こなごな』(’09 10分) 『失はれる物語』(’09 34分) 『復元師』(’10 29分) 『水の足跡』(’13 30分) 『逢瀬』(’13 36分) 『アルビノの木』(’16 86分)
http://www.albinonoki.com/DIRECTOR’S STATEMENT監督からのメッセージ
人間が生きる上で、他の自然物を殺すことは避けられないが、都会で生活する自分の日常は、殺していることを実感として認識できず、数字や情報だけで何かを分かった気になり、他の命の犠牲のもとに生きていることにリアリティを感じられない。そんな私たち都会生活者への危機感が、自分にこの映画を作らせたのだと思う。
しかしひるがえって、何故殺してはいけないのか?「自分自身が殺されたくない、家族や親しい人に生きていて欲しい」という思いがあるからだろう。自分本位とも言えるその感情を、否定する気は一切ない。だがその感情を守れば、私たちが生きるために他の命を犠牲にすることは絶対に避けられない、という問題に帰結してしまう。自然と人間の関係を題材に選んだ自分は、このジレンマを描くしかないと思った。
映画内のような大自然の中だけではなく、都会に生きていても、どんな小さな日常の中でも、生きている限りは自然と人間の関係が常にある、ということを、この映画を見たあとにちょっとでも感じてもらえたら、作り手として嬉しい。
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石橋英子Eiko Ishibashi音楽 Music
千葉県茂原市出身の音楽家。いくつかのバンドで活動後、映画音楽の制作をきっかけとしてソロ作品を作り始める。その後、現在までに6枚のソロアルバムをリリース。ピアノをメインとしながらドラム、フルート、ヴィブラフォン等も演奏するマルチ・プレイヤー、シンガー・ソングライター。近年はジム・オルークとの活動も多く、ライブ、アルバムレコーディング、及びにジム氏の手掛けた『海炭市叙景』『私の男』(監督:熊切和嘉)、『海燕ホテル・ブルー』(監督:若松孝二)などの映画サントラに参加。2016年公開の『夏美のホタル』(監督:廣木隆一)ではエンディングテーマ曲以外の全編の音楽を担当。前野健太、七尾旅人、星野源との共演等、活動は多岐にわたる。felicity所属。http://www.eikoishibashi.net/
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白石宏明Hiroaki Shiraishi照明 Lighting
1954年横浜生まれ。国学院大学在学中、アートフィルム研究所にて撮影・照明技術を学び、勢い照明部で現場へ。おもにATG、独立プロ系の作品につく。1990年『ポップコーンLOVE』(監督:矢野広成)で映画技師デビュー。『ナンミンロード』(92年/監督:五十嵐匠)、『卓球温泉』(98年/監督:山川元)、『小さな勇者たちガメラ』(06年/監督:田崎竜太)、などを手掛ける。インディペンデント映画に機材サポート中。
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間野翼Tsubasa Mano録音 Recording
1979年新潟県生まれ。音響技術専門学校卒業後、株式会社アクティブシネクラブに入社。広告系のMAをやっていたがひょんな事からCMの録音を始め「行け!男子高校演劇部」(11年/監督:英勉)で映画の録音技師デビュー。主な作品に「サラリーマンNEO劇場版(笑)」(11年/監督:吉田照幸)、「ゆるせない、逢いたい」(13年/監督:金井純一)、「洞窟おじさん」(15年/監督:吉田照幸)、「雨女」(16年/監督:清水崇)等。
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滝野弘仁Hirohito Takino助監督 Assistant director
1984年石川県生まれ。園子温監督、横浜聡子監督の作品などに参加しつつ、2007年より映画製作を開始。高畑鍬名と共同で監督した『もしかしたらバイバイ!』『FUCK ME TO THE MOON』がともにゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアターコンペにノミネート。助監督として参加した主な映画に、『おんなのこきらい』(14年/監督:加藤綾佳)、『螺旋銀河』(15年/監督:草野なつか)、『月光』(16年/監督:小澤雅人)などがある。
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名倉愛Ai Nagura制作 Production Manager
1976年静岡県生まれ。2005年に映画美学校に入学し、映画制作を学ぶ。修了後、自主映画を中心に制作部として活動。 2012年、女性監督集団「桃まつり」に参加し、初監督作品となる『SAI-KAI』を発表。その後、オムニバス映画『放課後ロスト』エピソード2「らくがきうわがき」(14年)、AKB ShortShorts project映画『9つの窓』/「お電話ありがとうございます」「candy」(16年)では監督をつとめる。制作部として関わった主な映画は『へんげ』(11年/監督:大畑創)、『ただいま、ジャクリーン』(13年/監督:大九明子)など。
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黄永昌Young Chang Koh整音 Sound Design
1976年東京都生まれ。映画美学校フィクションコース終了後、音響:菊池信之氏のもとで助手をしながら様々な自主映画に参加。近年は技師としても活動する。主な参加作品は『TOCHKA』(07/監督:松村浩行)、『ヘヴンズ・ストーリー』(10/監督:瀬々敬久)、『不気味なものの肌に触れる』(13/監督:濱口竜介)、『ジ・エクストリーム・スキヤキ』(13/監督:前田司郎)、『りんごのうかの少女』(13/監督:横浜聡子)、『大和(カリフォルニア)』(16公開予定/監督:宮崎大祐)など。
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高橋昂也Koya Takahashi特殊効果 Visual Effects
1985年愛知県生まれ。映像作家、イラストレーター。愛知県立芸術大学デザイン科卒業、東京芸術大学大学院修了。緻密な描画と独自の技法で映像を制作し、TV、ゲーム、舞台、文化施設等で活動。主な仕事に、NHK Eテレ「日本人は何を考えてきたのか」 オープニング映像、BSプレミアム「シリーズ・Jミステリーはここから始まった!」番組内イラスト、ゲーム「7'scarlet」映像演出、イラストなど。金子の短編『水の足跡』『逢瀬』の特殊効果も担当。